愛犬の食事と栄養

体の大きさによって異なる栄養バランス

犬のサイズや犬種によって、成長のスピードは異なります!

犬に必要な栄養は、成長段階によって変わることが知られています。そのため、それぞれの成長段階に適したフードを与えることはとても重要です。
子犬から成犬になる時期や、成犬からシニア期に入る時期は、犬のサイズや犬種によって違います。フードを切り替えるタイミングも、それぞれ異なるので注意しましょう。

各犬種の子犬が成犬の体重になる時期
  • 子犬が成犬になるまでにかかる期間は、犬の体格・サイズによって異なります。
  • 体重が横ばいになる時期が、成犬の体重になる時期です。
  • 成犬の体重になる時期と、子犬用フードから成犬用フードに切り替える時期は同じではありません。フードの切り替え時期は、「サイズによって違う愛犬の成長段階」の表をご覧ください。

小型犬に必要な特別な配慮

小型犬は中・大型犬に比べて、性格や健康の面などから気を配ってあげたいポイントがいろいろ。小型犬特有の特徴として、主に次のようなものがあります。

長生き
小型犬は大型犬に比べると、約1.5倍長生きします。
シニア期が長い小型犬は、免疫力の維持をサポートするために、ビタミンEやβ‐カロテンなどの抗酸化物質を多く摂れるフードを与えてください。
肥満
消費カロリーより摂取カロリーが多いと、脂肪が体に蓄積し肥満になります。 肥満の主な原因は食べすぎですが、特に小型犬の場合は飼い主が食事を与えすぎたり、甘やかしておやつを与えすぎてしまう傾向があります。また、運動不足も肥満の大きな要因になります。
肥満は、関節疾患、ガン、皮膚病、心臓病などのリスクが大きくなるため、食事の与えすぎや運動不足には注意してください。
肥満管理の情報はこちら
成長速度
大型犬の子犬が成犬になるまでには15カ月かかりますが、小型犬の子犬は8~9ヶ月で成犬になります。小型犬は成長速度が速いため、バランスの良い栄養がしっかり詰まったフードを与えることが大切です。
お口のトラブル
小型犬は大型犬より、お口のトラブルが起こりやすい傾向があります。
小型犬のアゴは大型犬に比べるととても小さいですが、歯の数は大型犬と同じです。
狭いスペースに密集して生えている小型犬の歯は、歯垢・歯石がたまりやすい傾向があります。
歯垢・歯石を放置しておくと、歯が抜けたり口臭や歯槽膿漏の原因になるので、注意してください。
CLUTD(犬下部尿路疾患)になりやすい
CLUTDは、尿が出にくくなったり、排尿時に痛みがある病気です。その原因の多くは、膀胱や尿道に石ができることですが、おしっこが濃い小型犬は石ができやすい傾向があります。
小型犬には、石の素となるマグネシウムを控えたフードを与えて、CLUTD対策を行いましょう。

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